「AIって気になるけど、プログラミングとか全然わからない…」
大丈夫です。この記事はパソコンでネットが見られれば誰でも始められるように書きました。Anthropic(アンソロピック)という会社が作ったAI「Claude(クロード)」の使い方を、土曜と日曜の2日間で学べる構成になっています。
土曜日は普通のアプリとして使い、日曜日はAIにプログラミングを頼む方法を学びます。焦らず、自分のペースで進めてください。
この記事の全体像
| テーマ | やること | 目安 | |
|---|---|---|---|
| 土曜午前 | Claudeって何? | アカウントを作って、アプリをダウンロード | 1時間 |
| 土曜午後 | AIに仕事を頼む | 文章の要約、メール作成、アイデア出しを体験 | 2時間 |
| 日曜午前 | AIにプログラミングを頼む | Claude Codeを入れて動かしてみる | 1.5時間 |
| 日曜午後 | 実践とコツ | Webページを作りながら上手な頼み方を覚える | 2時間 |
【土曜午前】まずはClaudeに触れてみよう
Claudeとは?
ClaudeはAIのチャット相手です。話しかけると、質問に答えたり、文章を書いたり、アイデアを出してくれます。ChatGPTと似たサービスで、特に「長い文章の理解」と「プログラミング」が得意です。
使い方は3種類あります。今日はいちばん簡単なデスクトップアプリから始めます。
| 使い方 | イメージ | 難しさ |
|---|---|---|
| ブラウザ | ネットでページを開いてチャット | 簡単 |
| デスクトップアプリ | LINEアプリみたいにPCに入れて使う | 簡単 |
| Claude Code | 黒い画面からAIにプログラミングを頼む(日曜にやります) | ちょっと頑張る |
Step 1: アカウントを作る(5分)
1. ブラウザで claude.ai を開く
2. 「Sign up」(新規登録)をクリック
3. メールアドレスかGoogleアカウントで登録
4. 無料で始められます(まずはお試し)
Step 2: アプリをパソコンに入れる(5分)
ブラウザでも使えますが、専用アプリを入れると他の作業をしながらAIに相談できて便利です。
1. claude.ai/download を開く
2. 「Windows版」か「Mac版」のボタンを押してダウンロード
3. ダウンロードしたファイルをダブルクリックして画面の指示に従う
4. アプリを開いて、先ほど作ったアカウントでログイン
Step 3: 話しかけてみよう(5分)
アプリが開いたら、下の入力欄に日本語で何でも入力してみましょう。LINEでメッセージを送る感覚と同じです。
最初の一言:
自己紹介をしてください。あなたは何ができますか?
AIが丁寧に答えてくれます。何を聞いてもOK。怒られることはありません。
【土曜午後】AIに仕事を頼んでみよう
会話ができるようになったら、次は実際に役立つ使い方を試しましょう。
練習1: 長い文章を短くまとめてもらう
以下の文章を3行にまとめてください:
(ここにニュース記事やメールの文章をコピーして貼り付ける)
練習2: アイデアを出してもらう
副業でブログを始めたいです。
テーマは「睡眠の改善」で、初めて読む人にもわかりやすい
記事タイトルの案を10個考えてください。
練習3: メールの下書きを作ってもらう
取引先に納期を延ばしてほしいとお願いするメールを書いてください。
丁寧だけど堅すぎない感じでお願いします。
理由は「社内のチェックに予定より時間がかかっているため」です。
AIへの頼み方のコツ
Claudeは「ざっくりした頼み方」でもそれなりに答えますが、具体的に頼むほど、欲しい答えが返ってきます。
| ざっくりな頼み方 | 具体的な頼み方 |
|---|---|
| 「メールを書いて」 | 「取引先に納期延長をお願いするメールを、丁寧だけど堅すぎないトーンで書いて」 |
| 「ブログ記事を書いて」 | 「睡眠改善がテーマ、初心者向け、2000文字くらいで記事を書いて」 |
| 「これ直して」 | 「この文章の間違いを直して、ですます調に統一してください」 |
ポイントは「誰に」「何を」「どんな感じで」を入れること。人に仕事を頼むときと同じです。
ここまでが土曜日の内容です。お疲れさまでした!
【日曜午前】AIにプログラミングを頼んでみよう
ここからが日曜日のメインです。昨日覚えた「AIへの頼み方」を使って、今度はAIにホームページやアプリを作ってもらうツール「Claude Code」を使います。
Claude Codeとは?
Claude Codeは「AIにプログラミングを丸ごとお任せできるツール」です。
「ホームページを作って」「このファイルの間違いを直して」と日本語で頼むだけで、AIが自分でファイルを読み書きして作業してくれます。
操作は「黒い画面」で行います。この黒い画面は「ターミナル」と呼ばれていて、映画でハッカーが使っているあれです。見た目は怖いですが、やることは文字を打ってEnterを押すだけなので安心してください。
料金について
Claude Codeを使うには有料プランに入る必要があります。昨日の無料プランでは使えません。
| プラン | 月額 | どんな人向け? |
|---|---|---|
| Claude Pro | $20(約3,000円) | お試しで始めたい人 |
| Claude Max 5x | $100(約15,000円) | 毎日がっつり使う人 |
| Claude Max 20x | $200(約30,000円) | 仕事で一日中使う人 |
まずはClaude Pro(月3,000円くらい)でOKです。足りなくなったら上のプランに変更できます。
Step 1: 準備するもの(Windowsの人だけ)
Windowsの方は、まず「Git(ギット)」という無料ソフトを入れる必要があります。Claude Codeが裏側で使う道具です。
1. このページを開く
2. 「Download for Windows」をクリック
3. ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、全部「Next」で進めばOK
Macの方はこの手順は不要です。次に進んでください。
Step 2: Claude Codeをパソコンに入れる
Windowsの方:
1. キーボードのWindowsキーを押す
2. 「PowerShell」と入力して出てきたアプリを開く(青い画面が出ます)
3. 下の文字をそのままコピーして、青い画面に貼り付け、Enterキーを押す
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
Macの方:
1. キーボードのCommand + スペースを押す
2. 「ターミナル」と入力してEnter(黒い画面が出ます)
3. 下の文字をそのままコピーして貼り付け、Enterキーを押す
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
文字がたくさん流れますが、慌てなくてOK。最後に止まったら完了です。
Step 3: Claude Codeを起動してログイン
先ほどの黒い画面(または青い画面)に、以下を入力してEnterを押します。
claude
するとブラウザが自動で開いてログイン画面が出ます。有料プランに加入済みのアカウントでログインしてください。
黒い画面に > マークが出たら準備完了です。ここに日本語で頼みごとを入力していきます。
Step 4: 最初の一言
> 今いる場所にあるファイルの一覧を見せて
Claudeが今のフォルダの中身を調べて教えてくれます。これで基本操作はOKです。
【日曜午後】実践!ホームページを作ってみよう
いよいよ実践です。Claude Codeに自己紹介のホームページを作ってもらいましょう。
やってみよう
黒い画面に次のように入力します。
> デスクトップに「my-profile」というフォルダを作って、
> その中に自己紹介のホームページを作ってください。
> 名前は「たろう」、趣味は「読書と散歩」、好きな食べ物は「カレー」。
> かわいいデザインで、背景は薄い紫色にしてください。
Claudeが「ファイルを作っていいですか?」と聞いてくるので、内容を見て問題なければ許可します。
デスクトップにできた「my-profile」フォルダの中の「index.html」というファイルをダブルクリックすると、ブラウザで自己紹介ページが表示されます。これだけでホームページが完成です。
AIに上手に頼む5つのコツ
Claude Codeの公式ガイドで紹介されているコツを、専門用語なしでお伝えします。
コツ1: 「合ってるか確認して」まで頼む
Claudeは「できました!」と言っても、実は間違っていることがあります。「確認までやって」とセットで頼むと、AIが自分でチェックしてくれます。
| 普通の頼み方 | もっと良い頼み方 |
|---|---|
| 「お問い合わせフォームを作って」 | 「お問い合わせフォームを作って。実際に動くか確認して、動かなかったら直して」 |
| 「このエラーを直して」 | 「このエラーを直して。直した後にちゃんと動くことを確認して」 |
コツ2: いきなり「作って」と言わない
大きな作業をいきなり頼むと、見当違いなものができることがあります。3段階で進めると失敗しにくくなります。
1. まず調べてもらう:
> このフォルダの中身を見て、どんな仕組みになっているか教えて
2. 次に計画を立ててもらう:
> ここにお問い合わせページを追加したい。どうすればいいか計画を立てて
3. 最後に作ってもらう:
> その計画の通りに作って
コツ3: 会話が散らかったらリセットする
Claudeには「記憶の容量」があります。長く会話するほど記憶がいっぱいになり、頼んだことを忘れたり、精度が落ちたりします。
同じ間違いを2回以上繰り返したら、会話が散らかっているサインです。こう入力してリセットしましょう:
/clear
これで記憶がまっさらになります。「さっきはこう頼んだけどうまくいかなかった」という情報も含めて、もう一度最初から頼み直しましょう。きれいな状態+良い頼み方は、散らかった長い会話に毎回勝ちます。
コツ4: 「毎回伝えたいこと」はメモファイルに書く
「コメントは日本語で書いて」「ファイルを消す前に確認して」など、毎回同じことを言うのが面倒なら、メモファイルを作っておくと便利です。
作り方はClaude Codeに頼むだけ:
> このフォルダにCLAUDE.mdというファイルを作って。
> 中身は以下の通りにして:
>
> # ルール
> - コメントは日本語で書く
> - ファイルを消す前に必ず確認する
> - 作業が終わったら動作確認をする
この「CLAUDE.md」というファイルが作業フォルダにあると、Claude Codeは毎回それを読んでからスタートしてくれます。
ただし書きすぎると逆効果です。本当に大事なことだけ、3〜5行くらいで十分です。
コツ5: 頼み方は具体的に
これは土曜日に学んだことと同じです。「何を」「どこに」「どんな感じで」を入れるほど、思い通りの結果が返ってきます。
| ざっくりな頼み方 | 具体的な頼み方 |
|---|---|
| 「ボタンを追加して」 | 「ページの一番下に、青色の『お問い合わせ』ボタンを追加して。押したらcontact.htmlに飛ぶようにして」 |
| 「デザインを良くして」 | 「背景を薄い紫にして、文字を読みやすい濃いグレーにして、見出しを太字にして」 |
| 「エラーを直して」 | 「ボタンを押しても何も起きない。原因を調べて直して、直した後に動くことを確認して」 |
困ったときの早見表
| やりたいこと | 入力すること |
|---|---|
| Claude Codeを起動する | claude |
| 昨日の続きから再開する | claude -c |
| 会話をリセットする | /clear |
| 使い方を調べる | /help |
| AIの作業を途中で止める | Escキーを押す |
| Claude Codeを終了する | Ctrl+Cを押す |
よくあるトラブル
「claude」と打っても反応がない
黒い画面(青い画面)を一度閉じて、もう一度開き直してください。それでもダメなら、Step 2のインストールをもう一度やり直してみてください。
ログインできない
黒い画面で /login と入力すると、もう一度ログイン画面が開きます。有料プラン(Claude Pro以上)に入っているか確認してください。
何度直してもうまくいかない
/clear で会話をリセットしてください。「さっきはこういう頼み方をしたけどダメだった。こういう風にやってほしい」と、最初から具体的に頼み直すのが近道です。
来週からやってみること
基本を覚えたら、少しずつ日常に取り入れていきましょう。
1. 日常の作業で試す – 議事録のまとめ、メール下書き、資料の構成案など
2. デスクトップアプリのCode機能を試す – 黒い画面が苦手なら、アプリの画面からもプログラミングを頼めます
3. ブラウザ版を試す – claude.ai/code なら何もインストールせずにブラウザだけで使えます
まとめ
| いつ | やったこと |
|---|---|
| 土曜午前 | アカウント作成、アプリを入れてAIとおしゃべり |
| 土曜午後 | 要約、アイデア出し、メール作成を体験 |
| 日曜午前 | Claude Codeを入れてログイン |
| 日曜午後 | ホームページを作成、上手な頼み方5つを実践 |
一番大事なのは「全部わかること」じゃなくて「触ってみること」です。AIは使えば使うほど、自分なりの上手な頼み方が身についていきます。まずはデスクトップアプリで何でも聞いてみるところから始めてみてください。
もっと詳しく知りたくなったら: 公式ベストプラクティス(日本語)

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